口内炎とは
口内炎とは口の中の粘膜に生じる炎症の総称です。
頬や唇の裏、喉や舌など、口内のあらゆる粘膜にできます。
口内炎ができる部位によっては、舌炎や歯肉炎、口唇炎などと呼ばれることがあります。
原因・症状
口内炎でよく見られるのは、白っぽく、痛みを伴うアフタ性口内炎です。
これは、口内を噛んでしまったり、歯ブラシなどで傷つけたりなどの傷によるもの、またはビタミン不足やストレスなども関係すると言われています。
その他、ヘルペスや手足口病などのウイルスによる口内炎、性病の一症状としてあらわれる口内炎、カビによる口内炎、アレルギーによる口内炎など様々な種類があります。
口内炎になると、痛みを感じたり不快感があったりすることから、飲食や会話に支障が出てきます。
治らない口内炎に注意
治りにくい口内炎と思っているケースの中には初期のがんのこともあります。また、一度に何か所もできる、何度もできるという場合は、自己免疫病（ベーチェット病、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデスなど）をはじめとする全身疾患の一症状として出てくる口内炎の場合もあるため、ぜひ耳鼻咽喉科を受診してください。
治療について
治療はうがいで口内を清潔に保つことが一番です。
経過や重症度を見ながら、ステロイドの軟膏を塗り、治療することも多いです。
治りにくい場合は、一般的なアフタ性口内炎ではない可能性もあるため、精密検査が必要になります。
悪性腫瘍の場合もありますので、自己判断で放置せず、気になる方はお早めに受診してください。
